乳がんの診断後の検査。

03/05、ごく初期の小さなものですが、左の乳房のしこりの正体はがん。

自治体の乳がん検診、再検査、精密検査の結果です。

精密検査は針生検という、ボールペンの芯ぐらいの太さの針を乳房の上の方から刺して、しこりの細胞を取り出して検査するもの。

間違った結果が出る確立は高くても3%と、とても信頼度の高い検査でした。

リンパに転移?わきの下のしこり。

そんな信頼度の高い検査で、がんという結果が出た以上、

他にがんが転移していないか?

などを調べる必要があります。

がんの診断を受けたその日に、そのままこの内視鏡・乳腺クリニックでも腎臓や肝臓などに癌が無いか?エコーでしっかり見てもらったようです。

エコーでは内臓に特に異常は見られなかったようですが、1つ、わきの下に気になるしこりが見つかりました。

やはり針を刺して細胞を取り出しての検査です。

わきの下のリンパ節ですね。

この部分は、乳がんが最も転移しやすい場所で、転移するなら最初にする場所のようです。

結果が出るのは10日後ぐらいです。

この結果もかなり気になりますね…
 

乳癌のリンパ節への転移。

僕や嫁さんもそうだったんですが、がんのリンパへの転移については、誤解をしている人が多いみたいですね。

リンパに転移したら、がんが全身に広がって大変!

と思っていました。ですが、リンパに転移したがんというのは、リンパの中におさまっているそうです。

リンパ転移が全身に広がるということは無く、重大なのは遠隔転移という、他の部分にがんが転移してしまうこと。

ひと昔前は、乳がんの手術ではわきの下の組織も、一緒にゴソっと取ってしまうのが一般的だったほど、乳癌がすぐに転移しやすい場所。

今はわきの下のリンパ節を調べて問題無ければ、乳房のがんの摘出だけで済むそうです。

 

そのぐらい転移しやすい場所がわきの下なんですが、逆に言えば、ここに転移が無ければ、乳がんの中でもかなり良い状況ということですね。

マジで?!陳腐な言葉しか出てこない”がんの告知…”【組織診の結果】

さて、組織診という乳房の組織を取る検査から2週間。

いわゆる結果待ちという状況です。

この精密検査の結果待ちの期間中は、嫁さんも少し大きな仕事があったり、友人を家に招いたり、バタバタとしながら普通に過ごしていました。

精密検査の傷口を少し気にしている以外、これまでと変わらない嫁さんの姿に

“がんではないでしょ。”

と思っていました。

03/05 乳がん検診の精密検査の結果。

この日、僕も仕事が休みでした。子供を保育園に送った後、嫁さんは精密検査の結果を聞きに、三たび内視鏡・乳腺クリニックへ。

病院に一緒に行くこともなく、

「寝ててね。」

と、言われてのんびりと待っていました。

さすがに寝る事は無かったんですが、大丈夫の結果連絡を聞いたら少し昼寝しようかな。

と思っていました。

思っていたより少し遅めに来た嫁さんからのメールは

“ごめん!がんだった!”

何という事でしょう。がんじゃないと、全く疑うことのなかった事実。

頭の中は”マジで?!”というかなり陳皮な言葉しか出てきません。

“なーんてね、冗談でした。”

というメールが続くことも期待しました。

それもありません…どうやらがんは事実のようです。

そのまま幾つかの検査を受け、数時間後に帰ってきた嫁さん。

やっぱり今までと変わらない姿ですが、今日からがん患者です。

組織診(針生検)の結果。

素人が見てわかるものではありませんが、乳房の組織を取り出して調べる針生検の結果に書かれていたのは

左乳腺腫瘍疑い。

針生検組織2本。

両方にInvasiue ductal carcinomeが見られる。

中型異型上皮からなり、pap-tabが優勢だが、sol-tabやscirrhousもみられる。

免疫染色(p63.ck5/6)にて筋上皮の消失があきらか。

核 grade=1(2+1)

脈管侵襲像は明らかでない。

全く意味はわかりませんが、この検査で間違いがあるのは、ほんの3%未満。

この左乳房の中の組織ががん細胞であることは、間違いないでしょう。

【がん】の早期発見の専門クリニックで精密検査。

先日の乳がん検診からおよそ10日後の再検査で、今度は要精密検査。

精密検査は再検査からすぐ、3日後に受けられました。

自治体の健康診断は、自治体が指定する民間の病院で受けられるので、しっかりしてそうな近場の内視鏡・乳腺クリニックで乳がん健診を受診しました。

結果は再検査→要精密検査。

リンパの腫れが少しだけ気になるので、念のための再検査。

そして見つけたからには調べましょう。

そう言われての精密検査です。

02/19 同じ病気での再検査。

乳がん健診を受けたクリニックは、基本的には検査の専門病院。

治療は行なっていないのですが、がんの早期発見のための専門病院という事で設備がしっかりしています。

乳がん健診でしこりが発見されてから、準備をして、およそ2週間の間に同じ病院で再検査と精密検査です。

しっかりしている病院と言っても、検査したその日に結果がわかる訳ではありません。

精密検査の結果がわかるのは2週間後。という事で、相変わらず僕は

念のための検査だけでしょ?

と、呑気に構えていました。

乳がんの検査方法。

この検査の方法は、胸に針を刺して、中から組織を取り、その組織の状態を調べることで、

  • しこりががんなのか?
  • がんだとするとどんなタイプのがんなのか?

がわかる検査です。

細い針で細胞を取る検査と、太い針で組織を取る検査があるうちで組織を取る方。

組織を取る検査ということは、今思えば、それなりにがんの疑いがあったのでしょう。

組織を取る検査の針生検。

この組織を取る検査は針生検というそうです。

局所麻酔を使い、ボールペンの芯ぐらいの太さの針を胸の上の方から刺し、しこりの組織を見つけだして取り出す検査。

出血があるのでその日はお風呂は入れません。

帰ってくると、大きなガーゼの中に針を刺した傷あと。僕が思っていたよりも大変な検査だったようです。

そんな風に組織を取るならしこりも取ってくれたら良いのに。

子供のお風呂を入れながら、まだまだ結果は良性の腫瘍か乳腺炎かなんかだと信じて疑いもありませんでした。

結果は2週間後です。

2種類の検査方法。

乳がん健診で再検査とか、要精密検査と言われてたら受ける検査は主に2種類。

細胞診(穿刺吸引細胞診)

がん細胞の有無をみます。注射器ぐらいの針を刺し、エコーで見ながら細胞を取ります。
偽陰性率は3~4.1%と報告されており、がんかがんではないか?をはっきりさせるのに適した検査です。

 
組織診(針生検)

同じくがん細胞の有無を見ますが、ボールペンの芯ほどの太さの針を刺し、組織(細胞のかたまり)をとるので情報量が多く、偽陰性率は0~3.6%と報告されています。
良性の場合はどういう成分のものか、悪性の場合はどのようなタイプのがんなのかわかります。

乳がんの闘病日記をブログにすること。

嫁さんが乳がんという診断を受けました。

世の中には闘病日記のブログはたくさんありますよね。

僕も記録として、このブログを書いて、闘病日記ブログを書いている人の仲間入り!ということです。

ですが、ブログにする理由は、単に記録ということだけではありません。

ブログにする理由。

病を持っている人、そしてその家族は様々な思いを抱えています。

一言で闘病日記と言っても、花粉症などのアレルギーの治療に苦労しているものから、がんのように命に関わる病気。

一生治らない病気や難病、子供の病気についてなど、関心の無い人には関係ないものでしょう。

しかしながら、同じ病を抱えている人にとって、闘病日記や体験談は非常に役に立つ情報があったりもします。

そんな風に人の役に立ちたい!

という気持ちもあるでしょう。

それから同じ病気の人と共感したかったり、誰にも言えない病気について、誰かに話したい!

そういう気持ちから、ブログを書くのかもしれません。

僕は?

と言うと、う〜ん、正直わかりません。

どれも当てはまる気もするし、どれも違うような…

この乳がんという病気について知って欲しい!がん検診の大切さを覚えておいて欲しい!

そんな気持ちもあるような気もしますが、今現在はとても複雑な気持ちです。

家族が乳がんになった。

そこに含まれるそんな気持ちを全部ひっくるめて、記録として残していこうかな?と思います。

乳がん検診から乳がんの告知を受けるまで。

嫁が乳がんになりました。

ごくごく初期、見つけられる中では最小の大きさと言っても良いぐらいの大きさで、ステージ1です。

ただし、本格的な検査はこれから。がん治療のための病院に行くのもこれから。

この先どうなっていくのかわかりませんが、乳がんの検査や治療法について、出来事を記録していきたいと思います。
 

乳がん検診について。

子供が現在は2歳です。

自治体の乳がん検診は、妊娠・出産前は受けていましたが、2年前は授乳中ということで受けていませんでした。

授乳中は乳腺が発達していて、マンモグラフィーでは腫瘍なんかはうまく見つけられないんみたいなんですね。

そして授乳中は乳がんになることはほとんど無いということで、授乳中の乳がん健診は推奨されていません。

去年も、授乳後まだ間も無いということで、受けていません。
 

02/06専門クリニックで乳がん検診。

怖いことは考えたくありませんが、妊娠中と授乳中も含めて、ちゃんとした検査を数年受けられていないので、今年は自治体が指定している民間の病院の中でも、取り分けしっかり調べてくれそうな

“内視鏡・乳腺クリニック”

という、がんの早期発見のための専門クリニックで乳がん検診を受けました。

妊娠中、授乳中に受診できる乳がんの検査は、エコー検査と、後は医師による触診ですね。

この触診のレベルは、医師の腕や経験、そして勘による部分も多いでしょう。
 

02/16″しこり”により再検査。

この触診で少しだけリンパの張りが気になる。

ということで、念入りにエコーで調べてもらったところ、小さなしこりがあるようで、後日再検査になりました。

およそ10日後、エコー(超音波)で入念に見てもらったところ

要精密検査。

この時は、このお医者さんも

「大丈夫だと思いますが、医者なので見つけたからには検査しない訳にもいかないので。」

といった感じでした。再検査になるのは、受診者のおよそ10%だそうです。

そのほとんどの人が問題無い結果となるようですが、癌の確率は0ではなくなったねという話しを嫁さんとしました。

ですが、まさかの結果が出ようとは、僕は夢にも思わず、不安な気持ちの嫁さんの心を理解してあげられず、話しもちゃんと聞かず

「大丈夫でしょ。」

そんな軽いノリでした。
もちろん心配ないよと元気付ける意味もありましたが…