あなたの乳癌のなりやすさは?年齢や生活習慣をチェック!

乳がんの原因はハッキリとしていません。

ですが、乳がんを発症するのは主に女性ですね。

(まれに男性が乳がんになることも。)

原因のハッキリしていない乳癌ですが、がん細胞を増殖させる理由として、女性ホルモンのエストロゲンが関係していることがわかっています。

乳がんはエストロゲンを餌として増殖するタイプが多く、エストロゲンが多く分泌される妊娠や出産、そして月経とも深く関係していると言えるでしょう。

このような事から、乳がんになりやすい年齢や生活習慣が、ある程度見えてくるかもしれません。

乳癌になりやすい年齢。

年齢についてはデータを見れば良いですね。

乳がんになる女性は、50年前は50人に1人でしたが、現在はおよそ12〜14人に1人ぐらいに増加しています。

2008年のデータによると、日本人女性の乳癌の羅漢率(乳がんにかかる人の割合)は30代から一気に増加し始め、40代後半でピークを迎え、少し減少した後、閉経を迎えた60歳前後にもう1つのピークがあります。

乳癌は早期発見が難しい病気です。

癌が見つけられる大きさになるまでに、長い場合で30年ほどかかる場合もあり、生活習慣との関連性を調べるのが難しい病気ですが、妊娠や出産を迎える時期、それから閉経の時期に羅漢率が増加するということで、やはり女性ホルモンのエストロゲンが関係していると言えそうですね。

乳癌になりやすい人。

原因がわからない乳癌ですが、乳癌のなりやすさと深く関わっている要素もわかっています。

血縁の家族に癌になった人が居たり、出産経験、授乳の経験が無い人。それから初産が高齢出産の人、初潮か早かった女性。

これらに当てはまる方は、なりやすいという自覚を持って定期的な検診を受けてください。

僕の嫁さんは、父親が口底癌になり、初産が高齢出産でした。

家系的に癌になりやすい体質だったり、やはりエストロゲンの分泌と関係がありそうですね。

他にもタバコを吸う人やお酒たくさんを飲む人も注意が必要です。

乳がん検診の方法。

乳がんを見つける為の検診の方法は主に3つ。

  • 触診
  • マンモグラフィー
  • エコー(超音波)検査

それぞれに特徴があります。

触診は触って調べる方法ですね。胸だけでなく、脇の下や首のリンパの張りなどもチェックします。専門家のお医者さん、はこの触診で異変に気付くことも多くあります。

マンモグラフィーは、癌のサイン、乳がんのしこりの石灰化を写し出すことができますが、乳腺が発達している若い人や妊婦さん、授乳期には見つけにくいです。

エコー(超音波)検査は石灰化を見つけることは難しいのですが、触診ではわからない小さなしこりまで見つける事ができ、マンモグラフィーよりも発見率が高い場合もあります。

併用して検査を受ける事が望ましいのですが、マンモグラフィーのみしか行わない医療機関もありますので、癌になりやすい体質に当てはまる方は、併用して検査をしてくれる病院を見つけましょう。

探し方としては、乳腺科があったり、医院の名前がウィメンズクリニックになっている事などを基準にすると良いと思います。

気になる病院には問い合わせてみてください。

あれ?しこり?痛みも?乳がんと間違えやすい乳腺の病気の症状。

乳房のしこりに気がついたらすぐに病院に!

これは大前提としてのお話しですが、乳房にしこりを見つけたとしても、すぐに乳がんになった!と不安になる必要はありません。

乳房にしこりができる病気は、他にも色々とあります。

乳がんと他の病気のしこりの違いと特徴。

乳がんの場合のしこりには、いくつか特徴があります。自分で触ってみて、乳房にしこりを見つけた場合、以下のようなことを気にしてみてください。

  • しこりが硬い。
  • しこりが動かない。
  • 左右の片方だけにある。

乳がんのしこりにはこのような特徴があります。

そうでなく、触ってみて弾力があり、コロコロと動いたり、左右両方にある場合には、良性のしこりの可能性が高いです。

乳腺炎のような良性の病気でもしこりができる事があり、しこりの80〜90%は良性にしこりと言われていますが、自己判断は禁物!

乳腺科などのクリニックの医師達の診断を受けるようにしてください。

病院では医師による触診、マンモグラフィー検査、そしてエコー(超音波)検査により、疑わしい場合には、細胞を取って検査して、正確な診断が行われます。

特にがんの早期発見を目的とした病院では、がんであった場合の早期発見の確率も高くなります。

他にも気になる間違えやすい症状。

もしかして乳がん?と思う症状は、しこりの他にもいくつかあります。

乳頭から分泌物が出るのも心配ですが、乳管内乳頭腫という病気の場合にも、乳頭から分泌物がでます。

乳がんと見分けのつきにくい病気で良性の病気ですが、病理検査を行う時もあります。

痛みや発熱を伴う時も心配ですね。

出産後の授乳期になりやすい乳腺炎でも、時に痛みや発熱を伴います。

そしてしこりやマンモグラフィーで石灰化が見つかった場合にもっとも多い診断は、乳腺症。これも良性の病気です。

先ほども書いたように、乳房にできるしこりの80〜90%は良性のしこりですので、すぐに不安になる必要はありません。

いずれにしても治療が必要な事も多いので、病院に行って的確な診断を受けるようにしてくださいね。

がんの早期発見を目指す専門クリニックで検診を。

僕の嫁さんに見つかった乳がんの大きさは7ミリ。

見つかるか見つからないか?検診で見つけられるギリギリの大きさでの早期発見でした。

がんの早期発見には、定期的ながん検診が重要なんですが、それとともにがん検診を受診する医療機関も重要になりますね。

では、がんを早期発見するためには、どのような医療機関を選べば良いのでしょうか?

自治体のがん検診を利用する?

最も手軽で安い費用で受診できるがん検診は、自治体が行なっているがん検診ですね。

僕の嫁さんも妊娠前から乳がん検診は自治体の健康診断で受けていました。

練馬区の場合、練馬区役所、そして練馬高野台にある健康診断センターです。

健康診断センターでの検診は、確かにとても簡単に受診できますが、実はそれ以外の病院、いわゆる町医者であったり、少し大きな総合病院など、自治体が指定する協力医療機関でも受診する事ができ、そういった場所で受診する方が丁寧に診てくれる場合も多いんですよね。

健康診断センターでは、割りと機械的な検査だと思ったことはありませんか?

普段からよく行く病院がある場合、患者さんの事もよく知っているし、より的確な健康診断を受ける事ができます。

がん検診は専門のクリニックがおすすめ。

そしてがん検診。乳がんを含めたがん検診は、最近ではがんの早期発見に特化した病院がたくさんあるんですよね。

今回、嫁さんのがんを、大きさ7ミリというとても初期の段階で発見してくれたのも、そんな早期発見のための病院でした。

それがこんな所

練馬駅前内視鏡・乳腺クリニック

練馬駅前、一階に交番があるビルの中にあるクリニックです。

最近では、少し気にすると、内視鏡クリニックや乳腺クリニックといった病院の看板もよく見かけるようになりましたよね?

がんの早期発見を検査で見つけるのはなかなか難しいことです。

専門医のカンも大切な早期発見。

ですが、こういった早期発見を目指している病院では、医師の長年の経験による“カン”というものが非常に大きいことを感じました。

「およそ10%の人が再検査になりますよ。

医者なので調べない訳にもいかないので、念のために検査しましょう。」

と言ってましたが、おそらく経験上、怪しいと感じたのだと思います。

脇の下のリンパのしこりを調べた時にはハッキリと

「大丈夫だと思いますよ。」

と言われたようで、胸のしこりの時とは違っていました。

このように、症状とカンにより、ちょっとでも疑わしい場合には再検査や精密検査を行い、普通の病院よりも高い確率でがんを見つけてくれます。

確かに要再検査とか、要精密検査とかって言われるのはイヤですよね。

そしてとても怖いですよね。

ですが、この先、健康に長生きするためには、体の悪い部分をちゃんと治しておきましょう。

もしもがんという病に侵されているのなら尚更、ちゃんとした検査が必要ですね。

自宅で簡単にがんのリスクを調べる血液検査キット。

なかなか検査に行けない人、自営業などで時間が取れない人なら、自宅で血液や尿を採り、郵送で検査してくれる検査キットもあります。

血液検査による腫瘍マーカーで、様々なあなたの体のがんのリスクがわかります。