期間や放射線の量、副作用は?乳癌の温存手術後の放射線治療。

乳癌検診での要再検査→要精密検査→乳癌と診断されてから始めたこのブログも、4ヶ月になりました。

あまり更新も頻繁ではありませんが、そのぐらい普通の日常生活を過ごしています。

が、少し日常生活に影響を及ぼしそうな治療の放射線治療が始まります。

抗ガン剤と比べても格段に少ない副作用ですが、全く無い訳ではありませんし、調べてみると、それなりに副作用があります。

放射線治療と期間と放射線量(グレイ)

放射線治療の期間は5週間毎日(土日祝日を省く)。

日数にして25日です。

一度に2.0グレイの放射線を、25日かけ、受ける放射線の量は50グレイ。

福島原発事故でお馴染みになったシーベルトという単位だとどのくらいなのでしょう?

複雑な計算でよくわかりませんが、がん細胞を死滅させ、正常細胞が回復する事ができる放射線量と期間だそうです。

嫁さんの通う病院では、一回の線量を2.67グレイで3週間、19日に短縮する方法も取られています。

総線量も40グレイに減らせる方法で、しこりが小さく、リンパ節転移無し、ホルモン療法を受けている場合に選択できます。

効果や副作用は変わらないそうです。

放射線治療の副作用。

軽度と言われる放射線治療の副作用ですが、それなりにあります。

放射線治療の副作用は照射した体の場所によって異なります。

乳癌の場合には癌があった側の乳房に当てる事になるので、この部分に副作用のリスクがあります。

左乳房の乳癌なので、副作用が出る体の場所は

乳房の皮膚、肺、そして心臓ですね。

皮膚は日焼けのように赤くなったり、かゆみを伴いカサカサしたり、固くなってしまったり。肺は放射線の影響で、レントゲンを撮っても黒くしか写らなくなります。そして心筋梗塞などの心臓疾患のリスクが僅かですが高まると。

主に副作用があるのは皮膚です。

放射線を当てる部分に印を付けられますので、この印が消えないよう、油分の無い保湿剤で毎日ケアする必要があります。

皮膚がヒリヒリする場合、冷やすのは構いませんが、湿布や絆創膏はNG。

気になる時は早目に軟膏などを処方してもらって対処します。

それから倦怠感…

倦怠感がひどいとなると、1番大きい副作用かもしれませんね。

頭に放射線を当てる訳ではないので、髪の毛が抜ける事はありません。

放射線治療は必要なのか?

さて、放射線治療を受ける嫁さんにとって最も大きな問題です。

放射線治療なしではダメなのか?

ダメという事はありませんが、議論するまでも無く放射線治療を行った方が、その後のリスクが低いんです。

患者さんが希望して医師が認めれば放射線治療無しという選択肢が無い訳ではありません。

特に気になるのが晩期障害とか晩期副作用とも呼ばれる、放射線治療から数年後に表れる副作用。

5年生存率とか10年生存率とか、そのぐらいの年数を基準にしている癌の治療法です。

ではその先は?別の癌のリスクが高まるのでは?

放射線を浴びるというのはそんな不安が付き物ですね。

本能的に、生理的に拒絶します。

最も大きな問題というのは、気持ちの上で自らの意思で放射線を体に浴びるという選択は、例え安全な線量とわかっていても非常に辛い選択なのです。

患者本人にとっても、家族にとっても。

改めて、癌という病気の怖さ、重大さを感じさせられました。

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