“適度な”リハビリで後遺症を減らしましょう!乳癌の手術後の運動。

乳癌の手術の後には、副作用とか合併症があります。

副作用とか合併症と言うと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、主に脇の下の腋窩リンパ節郭清や、センチネルリンパ生検の手術による影響で、傷がつっぱって腕が上がりにくくなったりする事。

それからリンパの流れが悪くなり、腕のしびれやむくみが出る場合もありますね。

別の大きな病気を併発してしまうというような事はあまり無いようですが、適度に腕を動かす運動をしてリハビリする必要があります。

乳癌の手術後の運動。

嫁さんの乳癌の手術は腋窩リンパ節郭清は行わず、センチネルリンパ生検のみで済みました。

この場合、手術後は翌日ぐらいから少しずつ腕を動かすこともできます。

動かさないで安静にしていると、腕が上がりにくくなってしまうので、出来るだけ動かしてリハビリするように言われていました。

が、乳癌の手術としては簡単だったとはいえ、体にメスを入れている訳で、無理は禁物。

あまり早くから動かしすぎると、リンパを切った部分に体液が貯まりやすくなってしまいます。

(案の定、嫁さんは動かしすぎて体液が貯まり、痛みに悩まされることになりました…)

一般的には、腕が上がりにくくなるリスクと、体液が貯まるリスク。どちらのリスクを取るのか?というと、腕が上がりにくくなるリスクを優先して、積極的に動かした方が良いそうです。

激しい運動はいつから?

乳癌になった人の中には、スポーツをしていたり、時に激しい運動を伴うことが趣味や仕事の人もいらっしゃいますね。

そうでなくても運動したい!と思う人も多いと思います。

手術したお医者さんには、手術後は数日で普通に動いて良いと言われて、かなり気楽でいましたが、やっぱり外科の先生の言う事ですね。

実際はそうはいきませんでした。

脇の下の切った部分に体液が溜まった事もありますが、温存手術、センチネルリンパ生検だった嫁さんでも、傷口が落ち着くまで1ヶ月は普通の運動ができるまでにかかります。

動きたい!という気持ちが強い人には辛いのですが、軽い運動をして傷口がつっぱるのを防ぐリハビリをしつつ、ちゃんと休ませた方が良さそうです。

筋力の低下も気になりますが、徐々に戻していけば良いですよね。

可動範囲の維持を主な目的として、腕の上げ下げや、肩を回す運動を中心に、3ヶ月程度の期間を考えておきましょう。

手術は後が大変です。

無事に終わって安心ですが、リンパの流れも良くなるように、腕のマッサージ(指先から肩の方へ流すように)もしながら、気長にリハビリを継続しましょう。

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