期間が長〜い乳癌のホルモン治療。効果や副作用について。

嫁さんの乳癌の手術から3週間が経ちました。

ホルモン剤を飲むホルモン治療は手術の前から始めています。

なのでホルモン治療を始めてから、約2ヶ月という期間が経過しました。

ホルモン剤を飲み始めた最初のうちは、少し気になる副作用のような症状がありましたが、現在は落ち着いています。

乳癌の治療におけるホルモン治療の方法や、飲んでいる薬の名前、効果や副作用をお伝えしようと思います。

癌のタイプとホルモン治療。

手術前の癌の組織を調べたところでわかった事の1つに、ホルモン治療が有効なタイプの癌という事がありました。

エストロゲンの受容体(ER)が陽性。

つまり、女性ホルモンのエストロゲンを餌として増殖するタイプの癌だという事です。

ここに、飲み薬でニセのエストロゲンを体内に入れる事で、癌細胞の増殖を抑え、場合によっては小さくなったり消えてしまうこともあるそうです。

その効果を期待しての、手術前からの薬の服用、いわゆる術前薬物療法を開始しました。

この治療法は手術後も続け、服用する期間は5年間です。

ホルモン治療の効果と副作用。

術前薬物療法をする事で、場合によっては癌細胞が小さくなったり消えてしまう効果がある時もあるそうですが、そういった効果はありませんでした。

実際に体感できるような効果もありません。

そりゃそうですね、元々、癌によって体調に変化があった訳でもありませんし、全く自覚症状も無かったんですから。

反対に副作用はというと、毎日の様に続く頭痛と子宮の違和感がありました。

服用前のお医者さんの説明でも、女性ホルモンのバランスに影響が出るので、少ないのですが、更年期障害のような症状があるかもしれないと言われていました。

更年期障害といえば、体のほてりや気分の浮き沈み、うつのような状態などが考えられます。

そして大き目の子宮筋腫のある嫁さんには、そちらへの影響も懸念されます。

ですが案外、外科のお医者さんというのはその辺りに興味が無いんですね。

大きな病院であればあるほど、手術が済めば、その後も外科的な経過以外は気にしない傾向があるように感じました。

もちろん手術の腕は確かですし、症例も多くて信頼できると思いますが、ホルモン剤については薬局の薬剤師さんの方が詳しく教えてくれました。

実際、頭痛や子宮の違和感などをうったえても

「その内治りますよ。」

てな具合。その点では町医者の方が親身になって話しを聞いてくれそうですね。

ましてや大学病院の先生ともなると、研究対象になるような症状が出る方が気持ちが入るのかもしれません。

飲んでいるホルモン剤の名前。

手術前から始めた術前薬物療法で飲んでいるホルモン剤の名前は

ノルバデックス錠20mg

ノルバデックス錠はエストロゲンの働きを抑える抗エストロゲン薬で、薬の説明を見ると、副作用として頭痛は記載されていませんが、生理不順や出血などの記載があります。

ですのでそこからくる頭痛という事も考えられるでしょう。

確かに子宮の方も時間とともにだいぶ治りましたが、この2ヶ月は生理がだいぶ早くなっていました。子宮筋腫のある嫁さんについては、引き続き注意が必要な状況です。

婦人科の病院にも合わせて定期的に行って欲しいと思います。

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