さて、前回は公的な制度を利用して、医療費の支払いを少なくする方法をお伝えしましたが、民間の医療保険は加入していますか?
これまで大きな病気や怪我も無く、保険を使った事がありませんでした。
子供も生まれて2年が過ぎ、節約のためにも保険の見直し、不要な保険の解約などを考えていたところでの乳がんの発覚でしたが、癌という病気になると、本当に保険には助けられました。
健康でいるに越した事はありませんが、これまで払った保険料よりも多くの支払いかあったり、その後の支払いが免じになったり、保険が黒字になり、得する人も多いですね。
加入していた保険の種類と内容。
嫁さんは2つの医療保険に加入していました。
そして2つとも、今回の乳がんの入院・手術に対して保険金の支払いがありました。
1つ目は20代の頃から入っていた保険で、死亡保証が大きめ、保険料も今の保険と比較すると割高。見直しを考えていた保険でしたが、入院1日につきの保証と、手術についての保証が受けられました。
乳がんの手術給付金は入院給付金の40倍です。
もう1つは結婚して7年ほど前から加入した保険で、保険料も1つ目と比較しても半額以下と、かなり安い保険ですが、なんと今回の給付金は1つ目と同じ!
さらに支払い免除特約をつけていたので、今後は保険料を支払うことなく、今後も保証が続きます。
悔やまれるのは1つ目の保険には支払い免除特約をつけていなかった事ですね。
1度癌になると、今後は新たな保険に加入するのは難しくなります。
保険の見直しもできない状態ですね。
自分に合った保険に早目に加入を。
今回、嫁さんが乳がんになって、非常に助けられた保険。入っていて良かった!と思うとともに、本当にもう少し早く見直していれば…という思いもあります。
癌を経験して感じた、女性にとって必要な保険とはどんな保険なのか?
日本人の2人に1人が癌になる時代ですので、癌に備えるもの。
これは手術や入院の保証で賄える場合もありますし、女性特約をつけることで、乳がんや子宮の病気にも対応できると思います。
短期間の入院や先進医療の保証もあると更に安心です。例えば一泊入院でも5日分を保証してくれる保険もあります。
死亡保証は子供が小さければ大きくかけた方が良いでしょう。
通う日数が多くなる放射線治療のために、通院の保証も付いていると良いですね。
そして今回の2つ目の保険で1番お得?に感じた支払い免除特約。
こういった条件から、癌になって保険に入れなくなってしまう前に、
・月々の保険料も安い
・負担も少ない
若いうちから加入しておいた方が良いでしょう。
もちろんその人の状況や希望によって最適な保険は異なりますので、ぜひファイナンシャルプランナーや保険の相談窓口などで相談を受けましょう。
もしもに備える保険。
ですが、日本人の2人に1人が癌になる時代です。
万が一に備えるのではなく、もっと現実的に、あなたにとって必要になると考え、できるだけ早くに選ぶべきだと思います。