精密検査の結果、左乳房にがんの組織が見つかり、乳がんの診断を受けました。
家族でこれからの事を話し合って、いろいろと決めていかねばなりません。
家族と言っても子供は2歳。でもお母さんは入院もあります。何かしらの体の不調も出るかもしれません。
嫁さんも、僕も、何より精神面でも乱れるでしょう。
子供の生活にも必ず影響が出ます。ある程度は理解できるように話しておかねばならないですね。
乳がん治療の病院選び。
検査をしてくれた病院で、病院の選び方や治療方針についても相談に乗ってくれるようで、
- 子供が小さいこと。
- 仕事をしていること。
などを考慮して、早速検査後に
「あなたに合うのはこの病院だと思いますよ。」
と、こちらの状況に合うおすすめの病院を教えてくれました。
自分達でがん治療の病院を選ぶにも、まるで選び方がわかりません。
ここは言われるまま、善は急げでその病院のお世話になることに決めました。
するとわずか4日後には紹介状や検査結果の資料、そして診察の予約が取れる状況まで準備してくださいました。
“これはとても嬉しいことだし、乳がんになってしまったとはいえ、とても良い検査病院に行き、とても良い状況にしてもらえて、すごく運が良いよね。”
嫁さんとともに、この状況には感謝感謝です。
乳がん治療の病院の選び方。
乳がんになったらどこの病院に行く?
がんの病院としてすぐに思い浮かぶのは、有明のがん研(国立がん研究センター)。
先進医療の設備も整い、まさにがん治療の為の病院ですが、家からはちょっと遠いんですよね。
それに、もっと重篤ながん患者さんか行くイメージを勝手に持っています。
検査してくれた病院の先生いわく
“病院を選ぶ基準は人それぞれ。”
それに乳がんの治療法というのは症例も多く、かなり確立されているので、嫁さんのような初期のがんの場合、病院による治療法の差はほとんど無いということです。
家から近いとか通いやすいというのは重要なファクターで、何故ならがんの治療は非常に長くかかる治療だからです。
手術をして、がんを取ったらお終い。
では無く、その後も転移の可能性やリスクを極限まで減らすため、放射線治療や抗ガン剤による治療がその後何年も続きます。
なので、遠くても家から1時間以内の病院がおすすめ。
ですが、大学病院などの大きな病院や有名な医師のいる病院、東京ならば順天堂や聖路加病院ですね。そういう病院に行った方が、精神的に安定する方もいます。
それから仕事をしながら治療を進めたい、子供の生活にもなるべく影響を与えたくない。など、患者さんの希望を聞いてくれる病院。
そういう事を踏まえた上で決めなければなりません。
もちろん、セカンドオピニオンを受けてみるという手もありますので、あまり深く考え過ぎない方が良いかもしれませんね。
間違った病院の選び方。
確かに、病院選びに失敗したくなかったり、後悔をしたくない。やっぱりランキングが上位の病院にすれば良かった。
と思いたくないですね。
しかし、どのお医者さんに聞いても、初期のがんの場合、ちゃんとした病院であればどこの病院でもほとんど変わらないと答えます。
ちょっと難しいがんの場合は、その症例に実績のある病院を選んだ方が良いようですが、病院の選び方でランキングばかりを機にするのは間違っているようです。
それよりも、きちんと患者さんと信頼関係を築ける医師を選んだ方が良いですね。