さて、組織診という乳房の組織を取る検査から2週間。
いわゆる結果待ちという状況です。
この精密検査の結果待ちの期間中は、嫁さんも少し大きな仕事があったり、友人を家に招いたり、バタバタとしながら普通に過ごしていました。
精密検査の傷口を少し気にしている以外、これまでと変わらない嫁さんの姿に
“がんではないでしょ。”
と思っていました。
03/05 乳がん検診の精密検査の結果。
この日、僕も仕事が休みでした。子供を保育園に送った後、嫁さんは精密検査の結果を聞きに、三たび内視鏡・乳腺クリニックへ。
病院に一緒に行くこともなく、
「寝ててね。」
と、言われてのんびりと待っていました。
さすがに寝る事は無かったんですが、大丈夫の結果連絡を聞いたら少し昼寝しようかな。
と思っていました。
思っていたより少し遅めに来た嫁さんからのメールは
“ごめん!がんだった!”
何という事でしょう。がんじゃないと、全く疑うことのなかった事実。
頭の中は”マジで?!”というかなり陳皮な言葉しか出てきません。
“なーんてね、冗談でした。”
というメールが続くことも期待しました。
それもありません…どうやらがんは事実のようです。
そのまま幾つかの検査を受け、数時間後に帰ってきた嫁さん。
やっぱり今までと変わらない姿ですが、今日からがん患者です。
組織診(針生検)の結果。
素人が見てわかるものではありませんが、乳房の組織を取り出して調べる針生検の結果に書かれていたのは
左乳腺腫瘍疑い。
針生検組織2本。
両方にInvasiue ductal carcinomeが見られる。
中型異型上皮からなり、pap-tabが優勢だが、sol-tabやscirrhousもみられる。
免疫染色(p63.ck5/6)にて筋上皮の消失があきらか。
核 grade=1(2+1)
脈管侵襲像は明らかでない。
全く意味はわかりませんが、この検査で間違いがあるのは、ほんの3%未満。
この左乳房の中の組織ががん細胞であることは、間違いないでしょう。